何処の茶産地にも茶づくりに熱心な方がいます。
土にこだわり、肥料にこだわり、環境、茶園の仕立て方、
と言い出せば限がありませんが、
それもこれも皆、上質の茶を作る為に
日々努力をされているのだと思います。
本当にお客様に美味しいお茶を飲んで頂きたい一心で作っているのだと思います。
それでもお茶は一産地の茶だけを見ていたのでは駄目だと思うのです。
静岡には静岡の良さが有り、鹿児島には鹿児島の良さが有るように
日本の茶産地には特徴のあるお茶が沢山あります。
茶は嗜好品なので、自信を持って生産したお茶が支持されない場合があります。
その人に合えば良いのですが、合わないと支持されないのです。
私は自ら色々な処で販売もしてきました。
北は北海道、南は九州まで、
そしてお客様の声に耳を傾け、本当に美味しいお茶とはどんなお茶なのかと、
辿り着いたのが、お客様一人一人の嗜好に会ったお茶を作り上げると言う事だと思いました。
甘味、渋み、香り、濃く、水色、火入れを基本に茶の癖を生かしながら
最も適したブレンドでお客様一人一人のお口に合ったお茶を仕上げて行きます。
茶のブレンドは微妙な所で味、香り、全く違って来るからです。
私はお客様から
[本当に美味しいお茶ですね]
この一言を頂きたくこれからも一生懸命に努力して行きたいと思っております。